ムートンシーツのメンテナンス工場
こだわりの工場内一貫クリーニング

株式会社瑠光るこう

ムートンの特性を最大限生かしてご使用いただくために
知っていただきたいことがあります

1.ムートンクリーニング後の色の見え方について

ムートンをご使用されるとどうしても毛先の絡み、体圧によるつぶれが起こります。

毛先の絡み、つぶれは、光を毛の表面で反射し、商品本来の色よりも白っぽく光って見えるようになり、クリーニング商品も同様に、もとの色よりも薄く、白っぽく見えています。

(例えると、スエード調の生地の毛先をたおした状態です。)

洗浄、起毛、コーティングすることでつぶれている毛が復元され、表面反射がなくなり、光が奥まで入ることで色柄ものは、より濃く、鮮やかになり、柄にもメリハリが出ます。

(例えると、スエード調の生地の毛先を立てた状態です。)

加工前(色物) 加工後(色物)
加工前(柄物) 加工後(柄物)
加工前(柄物2) 加工後(柄物2)

しかし、白い商品に関しましては、ご使用によるつぶれで白っぽく見えていたものが、クリーニング後、光の表面反射がなくなり、奥まで光が入ることで若干黄色みが強く見えるようになります。

加工前(白物) 加工後(白物)
加工前(白物2) 加工後(白物2)
加工前(白物3) 加工後(白物3)

※色の見え方でムートンの特性が変わることはありません。安心してご使用ください。

2.浸み込んだ汚れについて

汚れ成分が浸み込んでしまった場合、出来るだけ早くオゾン水除菌クリーニングにお出しいただく事で破損や劣化を食い止め、復元できる場合があります。

硬化、縮み等変形している状態でお預かりした商品も早くお送りいただいたことで、元のサイズに戻り、除菌、消臭し、復元することができました。

(変色している部分は染料が抜けてしまっているものでご使用には、全く問題ありません。)

変形 復元加工後

汚れ成分が浸み込み、長期間経過すると革の劣化につながり、破損が起こってしまいます。

オゾン水除菌クリーニングと革交換修理が必要となります。

破損写真

※汚れ成分が長期間付着することで革の劣化がおこり破損しやすくなります。汚れ成分が浸み込んだ部分で洗浄による破損が起こらなかった商品でも革は弱くなっているため、洗浄後、ご使用での圧力で破損が起こる場合があります。

※商品の状態、強度により、オゾン水洗浄をお断りする場合があります。

3.修理について

破損や剥離が発生した際、【自然褪色で色が合わない】、【同色素材がない】、そのような場合は、出来る限り近い色や柄を作成し、修理した部分が極力わかりにくい仕上がりになるよう心がけておりますが、多少違和感が残ることがあります。

修理で素材を入れ替えた際、摩擦ですり減り、薄くなっている部分と修理した箇所との密度の違いによる段差が出ることがあります。